ベガルタ仙台が、4日のアウェー北海道コンサドーレ札幌戦にフレッシュなボランチコンビで挑む可能性が出てきた。1日、仙台市の紫山サッカー場で行われたミニゲームでMF矢島慎也(24)とMF椎橋慧也(21)が主力組でダブルボランチを組み、好連係をアピールした。主力のMF奥埜博亮(29)が右足付け根付近を痛めて別メニュー調整となっていることから、初コンビを組む若駒2人に期待がかかる。

勝てば4位札幌との勝ち点差を3に縮める直接対決。目標のトップ5入りへ、勝ち点3は譲れない。矢島は「この時期は結果がすべて。どんなにひどいサッカーをしても勝てばいい。点を取ることが求められているので、前線の3人とワイドを生かして、点に絡めるようにトライし続けたい」と意欲を示した。

食事を共にするなどプライベートでも仲のいい独身コンビだけに、連係面に不安はない。椎橋は「前線への長短のパスはあそこから出る。慎也君のタイミングに合わせて素早くパスを出して上げられればベスト」とイメージを膨らませた。そして「バチバチとボールを奪って預けるだけなのでやることが明確。上がりたい気持ちもありますが、(大岩)一貴さんに『調子に乗って上がりすぎるな』と言われているので我慢します」と静かに闘志を高めた。【下田雄一】