日本プロサッカー選手会(JPFA)は12日、千葉市内のフクダ電子アリーナでJリーグクラブから戦力外通告を受けた選手などを対象としたトライアウトを開催した。

午後の部に参加したJ1コンサドーレ札幌のFW内村圭宏(34)は軽快な動きで9月の右足首捻挫からの復調をアピールした。11対11の紅白戦の1本目で2トップの一角に入ってプレーし「FWなので得点がとれなかったのは反省材料ですが、9月から実戦を遠ざかっている中で、足も痛くなかったし、全然動けました」と振り返った。

地元の大分トリニータで03年にプロデビューし、J2愛媛FCを経て10年から札幌で9年間プレーしたベテラン。9月の負傷後は雪の影響もあり、室内での練習が増えるなど、満足なトレーニングは積めなかった。けがも癒えたことで復活への自信も口にし「またしっかりとトレーニングを積めば、もっと上げられると思う。もう1度自分を見つめ直す場が見つかればいいなと思います」と話した。