INAC神戸が14日、神戸市内で、リーグ戦の1試合最多観客動員と1試合あたりの平均観客数1位に輝いたことを受け、JR三ノ宮駅周辺の店舗へ、感謝を込めたポスターを配布して回った。

この日は、負傷選手をのぞく選手22人が、5組に分かれて1時間で約200店舗回った。選手自身がポスターを貼りに店舗を回るのはクラブ史上初めて。

主将のMF中島依美(28)は、同じくなでしこジャパンで活躍するDF鮫島彩、三宅史織、FW増矢理花、岩渕真奈と約20店舗へ足を運び、あいさつした。

中島は「こういう風に、自分たちで取り組みをして、私たちを知ってもらえたら。ポスターなら、いろんな人が見てくれると思う。興味を持ってもらえたら」と、さらなる発展を望んだ。

チームはリーグ戦の優勝を逃したが、皇后杯で8強入り。22日に準々決勝の新潟戦(栃木グ)を迎える。

岩渕は「タイトルを取ると、応援してもらえるというのは、なでしこ(ジャパン)で感じた。タイトルを取りたい」。中島も「チームが優勝という同じ方向を向いている」と自信を持つ。

来季へはずみをつけるためにも、来年1月1日の決勝(パナスタ)へ向けて勝利を積み重ねる。