敵地に乗り込んだ鹿島アントラーズは広州恒大(中国)に0-0と価値ある引き分けに持ち込んだ。

ヒーローはGKクォン。相手FWとの1対1では至近距離からのシュートをはじき、チームメートの甘いプレーには鬼の形相でゲキを飛ばした。チーム全体としても守備では集中を切らさず、大岩剛監督は「アウェーゴールを取りたかったけど、過酷な状況の中で選手たちはよくやってくれた」と、連戦を感じさせないパフォーマンスをたたえた。

攻めては後半43分にMF白崎のミドルシュートがバーに直撃する惜しい場面もあったが、この日は全体的にシュートを枠に飛ばせなかった。それでも鹿島は広州恒大に敵地で過去2戦2敗、日本勢としても1勝3分け10敗と苦戦してきた。引き分けは悪くない結果だ。アジア連覇へ、9月18日の第2戦に弾みを付けた。