川崎フロンターレは9日、米山篤志コーチ(43)との契約について「契約満了に伴い来季の契約を更新しない」と発表した。

元日本代表DFの米山氏は、17年に川崎Fのコーチに就任。鬼木達監督のもと、就任初年度の17年にクラブ悲願の初タイトルとなるJ1リーグ制覇、翌18年のリーグ2連覇、そして今季のルヴァン杯初制覇に陰ながら貢献した。

選手として川崎Fにも在籍歴がある。指導者として古巣在籍3年で、クラブが1度も経験のなかったJリーグのタイトルを、3年で3度経験し恩返ししたが、今季でひと区切りとなった。

栃木県出身で、桐蔭学園-駒大からヴェルディ川崎(現東京ヴェルディ)でプロになり、トルシエ監督に招集され日本代表入り。クレバーなセンターバックとして活躍し、00年2月26日のアジア杯予選、ブルネイ戦(マカオ)で国際Aマッチデビューした。

東京Vから川崎Fをへて、名古屋グランパス-栃木SCでプレー。退団後は海外でのプレーを模索しつつ、世界を渡り歩き、11年11月に現役引退した。

その後、指導者に転身。東京23フットボールクラブ監督、名古屋のスクールコーチをへて、川崎Fに戻り、J1の舞台で複数タイトルも経験した。

17年に、Jリーグの監督などに必要な日本協会の公認S級コーチライセンスも取得している。

今後は未定。