J3盛岡新監督の秋田豊氏が始動「非常にワクワク」

  • 選手のトレーニングを手伝う盛岡秋田新監督(撮影・野上伸悟)

元日本代表DF秋田豊氏(49)を新監督に迎えたJ3いわてグルージャ盛岡は17日、岩手・盛岡タカヤアリーナで始動した。

雪の影響もあり、29日から始まる鹿児島キャンプまでは室内での調整となるが、午前、午後の2部練習でフィジカルトレーニングを中心に精力的に汗を流した。13年の町田以来7年ぶりの監督復帰となる秋田監督は「非常にワクワクしています。最後にみんなで笑えるよう、開幕までの2カ月間、厳しいトレーニングを積みたい。選手には『楽じゃないよ』と言いました」と不敵な笑みを浮かべた。

本気でJ2昇格を目指すムードに満ちていた。昨年は18位で最下位。「まずは負け癖を払拭(ふっしょく)したい。昨季は、主導権を握りながら最後に逆転されたりするパターンが多かった。練習から1対1でやりきることを徹底させたい」と、あくまでも勝利にこだわる。27人中17人が新加入。昨季途中から英会話学校などを営むNOVAが運営会社の筆頭株主となり、積極的な戦力強化を後押しした。「J3最下位のチームに誰が来てくれるんだと思っていたが、みんな志を高く持って来てくれた」と不安なく新シーズンに臨めることとなった。

まずは昨季J3最多失点の守備強化が急務だ。磐田から森下俊(33)、京都から牟田雄祐(29)、下畠翔吾(27)、大宮から中村太亮(30)、町田から藤井航大(29)ら経験豊富なディフェンダーが加入。秋田監督の京都時代の教え子で、新主将に指名された森下は、「引退する選手もいる中、秋田監督に呼んでもらって、またチャレンジできる」と意気に感じる。攻撃陣も山口から、15年J3得点王のFW岸田和人(29)、ブラジル人3選手も加入し、厚みを増しそうだ。

11年の東日本大震災の直後から、岩手県で復興支援を行ってきた秋田監督にとって岩手は「遠くて近い存在」だったという。「目標は優勝して1年でJ2に上がること。岩手のみなさまに勇気を与えられるような試合をしたい」と熱い決意を口にした。【野上伸悟】