浦和L猶本トップ下起用か「代表クラスの技術」監督

  • 今季の練習を始動し、インターバル走を行う浦和レディースの選手たち
  • 今季初練習を終え、取材に応じるMF猶本(撮影・松尾幸之介)

女子サッカーなでしこリーグ1部の浦和レッズレディースが27日、さいたま市内で今季の練習を始動し、森栄次監督(60)がドイツ1部フライブルクから復帰したMF猶本光(25)のトップ下での起用案があることを明かした。

猶本の本職はボランチだが、同位置には主将MF柴田華絵(27)と昨季日本代表も経験したMF栗島朱里(25)をはじめ、人材は豊富。指揮官は「イメージだけはしていますけど、これから練習を見てみないとわからない」としつつ「(猶本は)ボランチよりひとつ前かもしれない。真ん中あたりで使うのかな。代表クラスの技術は持っているので、うまく他の選手とも組み合わせながら」と話した。

森監督は昨季は4-2-3-1のシステムを採用することが多く、トップ下の選手にはボランチと流動的にポジションチェンジをしながら両方の役割をこなすことも求めてきた。昨季はトップ下にセットプレーのキッカーも務めるMF塩越柚歩(22)らを起用しており「うれしい悩みですね」と苦笑い。「みんな競わせるだけのポテンシャルを持っている。(1人が)フルタイムで出なくても、ダメだからとかではなく、次の一手としてチェンジするとかもある」とさまざまなパターンも模索中だ。

チームが強くなるためには控えメンバーの充実、そして激しいポジション争いは避けて通れない。選手もそれは理解しており、猶本は「どこでも争いがあるのは当たり前。(フライブルク時代と比べ)やることは変わらないんじゃないかと思っていて、ゴールにつながるプレーをする。自分に集中して、成長するだけです」と意気込む。

MF栗島も「人が増えたので誰もが安心できる状況ではない。切磋琢磨(せっさたくま)して1人1人が成長すればチームのためになる」と力を込めた。始動初日のこの日は、パス回しやインターバル走などで2時間ほど汗を流し、ゲーム形式の練習などは行わなかった。開幕までに最適解を見つけ、勝負のシーズンを駆け抜ける。