清水エスパルスMF西村恭史(20)が、プロ入り初のリーグ戦出場へ闘志を燃やした。19日は静岡市内のグラウンドで約2時間の練習。23日の開幕・東京戦(午後1時開始、アイスタ)に備えた。「チャンスがあれば、長所を出してアピールしたい」と力を込めた。

今季、J2岡山への期限付き移籍から復帰。16日のルヴァン杯川崎F戦(1-5)は、ボランチで先発出場した。昨年大会王者を相手に奮闘し、チーム唯一の得点の起点となった。「ボールに関わり続けることを意識した。良い崩しから得点を奪えた」と振り返った。

次は本拠地の観客の前で、さらに成長した姿を見せる。「サポーターの声援は心強い。東京は強い相手だが、怖がらずにチャレンジを続けたい」。オレンジに染まったスタジアムで躍動し、5年ぶりの開幕白星に貢献する。【古地真隆】