スペイン2部サラゴサのMF香川真司(31)が、今年7月の豪雨で被害を受けた熊本県の子どもたちに向けてサッカーボール1000個を寄贈することを、所属事務所のUDN SPORTSが13日に発表した。

香川自身が発案したものだという。親交のある元日本代表FW巻誠一郎氏から、豪雨によってボールを失った子どもたちが多数いることを知り、寄贈を決めた。

16年に起きた熊本地震の際も、香川は避難所を訪問して小学生と触れあった。ボールは巻氏が主催するNPO法人ユアアクションを通じ、県内の小学校やクラブに寄贈される。

香川はUDN SPORTSを通し「水害によって子どもたちのボールが流されてしまい、サッカーができなくて困っていると巻さんから聞きました。ボールですべてが解決するわけではないかもしれませんが、子どもたちに少しでも笑顔を届けられればと思っています」などとコメントした。

香川は現在サラゴサで、1部への昇格プレーオフを控えている。