藤枝MYFCは2-1でカマタマーレ讃岐を下し、今季2度目の連勝を飾った。0-0で迎えた後半15分、FW吉平翼(22)が3試合連続ゴールとなる1発で先制。同27分にはFW大石治寿(30)がダイビングヘッドで追加点を奪い、J3で自身5度目となるシーズン2桁得点を達成した。好調なFW2人がチームを勝利に導いた。

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乗っているFW2人がこの日も輝いた。藤枝は後半15分、右クロスをFW吉平が右足ダイレクトで合わせて均衡を破った。3試合連続ゴールでリードを奪うと、エースも続いた。同27分、再び右クロスからFW大石がダイビングヘッド。2試合連続でアベック弾を達成した。チームも今季2度目の連勝。吉平は「ゴールは自分1人の力ではない。みんなに感謝したい」とチームでの勝利を強調した。

大石は今季10得点目で、2桁を達成。J3では通算5度目となる大台到達にも浮かれることはない。「記録はあまり気にしていない。チームにどれだけ貢献できるかを考えている」。FW森島康仁(32)ら主力にけが人が続出している中でもゴールを量産。守備でも前線から献身的に走り回るなど、チームへの貢献度は高い。

決めるべきFWが決め、順位も6位から4位に浮上。次戦は勝ち点6差で追う2位ロアッソ熊本と対戦する。上位浮上のために重要な直接対決だ。吉平が「全員で走って勝ちたい」と話せば、大石も「チームの勝利に貢献できるように点を取りたい」と力を込めた。前半戦も残り2試合。勝って、上昇気流に乗る。【神谷亮磨】