京都サンガがMF曽根田穣(26)の2戦連続ゴールなどで、2連勝を飾った。

後半8分に先制を許した。だが、その1分後、MF庄司からのスルーパスで一気に前線へ。MF仙頭のクロスに反応した曽根田が、ゴール左隅に流し込んだ。勢いづいたチームは、同11分にDFバイスが逆転ゴールを挙げた。

前半はセカンドボールを失うことが多く、勢いを切られる場面が多かった。その流れでの失点だったが、直後にチームを救った26歳は「すぐ取り返す姿勢を見せないと、ずるずるいくことになりそうだった。点を取ってから、チームが前にパワーを掛けられるようになったのが大きかった」と勝因を分析した。

勝ち点47のリーグ7位に浮上した。昇格圏の2位福岡は勝ち点62とその差は15点。残り11試合で目標のJ1は困難な状況ではあるが「結果にこだわっていく。アウェーで勝ち星が少ないのはわかっているので、勝って流れに乗っていきたい」と意気込んだ。

実好礼忠監督(48)は「先に失点したが、冷静に、我慢しながらゲームを運んでくれたことが、逆転につながった」と負けられない局面で、落ち着いてプレーをした選手をたたえた。