5大会連続5度目の選手権に出場する専大北上(岩手)は、東北第2代表の座を初めて射止めた。20年度は「打倒宮城」「東北チャンピオン」を目標に掲げ、東北大会決勝では聖和学園(宮城)に屈したものの、準決勝で全国制覇5度の常盤木学園にPK戦で競り勝ち、4年間定位置だった3位から脱却。公式戦で初めて宮城勢を破り、全国舞台に堂々乗り込む。

高校1年時からレギュラーのDF泉穂奈美主将(3年)は「宮城勢の壁を1枚破れたが、東北チャンピオンに1歩届かなかった」。それでも「今までは聖和や常盤木に対して、手も足も出ないというか、ボールを持てずにカウンターでしか得点を狙えなかったけど、自分たちでボールを持って仕掛けたり、そういう部分では差がなくなってきた」。手応えを得ての東北準優勝に「自分たちの代で結果を残せたことはうれしい」と胸を張る。

専大北上は自分たちでボールを支配し、ゲームをコントロールするサッカーを追求する。18年度の選手権では宮城以外の東北勢で初の1回戦突破を果たし、今季は東北大会で1つの壁を乗り越えた。泉主将は「地元の岩手から全国に出たいと思い専北に入学しました」。来年1月3日に3度の優勝経験がある関西第2代表の日ノ本学園(兵庫)と激突する。一戦必勝で勝ち進み「目標はベスト4」。岩手勢の底力を見せる。