前半のMF家長の2得点を守り抜き、川崎フロンターレが今季リーグ戦を白星発進した。

後半は横浜に押し込まれる時間帯が長かったが、鬼木監督は「選手が今持てる力を存分に出してくれた。3点目を取れたら良かったが、それでも失点を0に抑える気持ちが伝わった」と、耐え抜いたチームをたたえた。

20日の富士ゼロックス・スーパー杯では、同じ展開で後半に2点差を追い付かれた。家長は「あの経験があったので、後半苦しい時間も焦れずに戦えた。課題もあるけど、0に抑えたのは自信になる」と胸を張った。

主将DF谷口も、劣勢に回った時間帯でゼロックス杯の反省が生きたと話し、「ただズルズルと下がりたくなくて、どこでブロックを組むか、状況を見ながら、距離感を大事に、無理しないように心掛けた。簡単に引かないとか、単独で前から追わせないとか、声を掛け合いながらできていた。ゼロックス杯のときより統一感のある守備、サッカーができていた」と、1週間でのチームの成長を口にした。