ジュビロ磐田は1-0でザスパクサツ群馬を下し、3試合ぶりの白星を飾った。後半5分にMF遠藤保仁(41)が挙げた今季初ゴールを守り切り、8試合ぶりの完封勝利を収めた。複数人が連動した形でゴールを奪い、守備陣も最後まで集中力を切らさなかった。攻守がかみ合った勝利に、鈴木政一監督(66)は「試合開始から自分たちでボールを動かしながら組み立てることができた」と満足げだった。

この日はクラブと磐田市が協力して行う「小学生一斉観戦」で、同市内の小学6年生約1600人が来場した。コロナ禍で声援はなかったものの、息の合った手拍子に選手が後押しされた。決勝点をアシストしたMF鈴木雄斗(27)は「楽しんでくれたと思う」と振り返った。

順位は4位のままだが、チームは最近4戦負けなし(2勝2分け)と好調を維持。鈴木は「無失点での勝利は次につながる」と連勝を見据えた。【神谷亮磨】