北海道コンサドーレ札幌は9日、山形市内で10日仙台戦(ユアスタ)に向けた練習を行った。

8日、札幌に居残りしていた同戦メンバーと、7日天皇杯長崎戦を戦ったメンバーが合流。一緒に汗を流し終えると、敵地入り組と帰札組に分かれて移動した。アウェー2試合を中2日で戦うため、遠征続きのイレギュラーな調整となった。ペトロビッチ監督(63)は「選手に掛かる負担は大きい。簡単ではないが、ベストな状況で試合に臨みたい」と力を尽くす覚悟だ。

東京五輪開幕前最後の試合となる。対仙台は2-1で勝利した4月24日のホーム戦に続く2連勝を狙う。相手は現在、11位の札幌より下の17位だが、指揮官に油断はない。「前回対戦時よりチームとして攻守のビルドアップができている印象」と警戒する。シーズン後半戦の初戦。残り19試合に向けて「我々が勝ち残っていくためには競争相手になるチームに負けないことが大事。上位に勝てる戦いを目指す」と、勝ち点の積み重ねを誓っていた。