開幕戦でINAC神戸に0-5と大敗した大宮アルディージャベントスは、ホーム初戦でクラブ初ゴール&初勝ち点を手にした。

立ち上がりに先制されたが、後半5分にFW高橋の直接FKで同点に追いついた。強い日差しの下、脚をつって交代する選手が続出したが、試合を通して運動量豊富に善戦した。

岡本武行監督は「自分たちからアクションを起こして、守備でも前からプレスに行っていい形でボールを取れたけど、フィニッシュの精度はまだまだ。観客が拍手で鼓舞してくれて、選手にはそれがパワーになった。90分もつかな? と思ったけど、みんな走り続けてくれたのは声援あってのこと」と、訪れた約3400人のサポーターに感謝した。

フル出場した大宮DF村社(むらこそ)汐理(25)は、アップ時に手拍子が起こったことに驚いたという。「(前年度までの)なでしこリーグの雰囲気とはひと味もふた味も違い、かける思いも違う。気持ちが高揚して、もっと攻めたい、点を取りたい、守りたい、という気持ちが強く出ました」と、プロリーグの注目の高さを実感した様子だった。