J1柏レイソルに02年から14年間在籍し、守備の要として活躍した元日本代表DF近藤直也さん(38)が14日、「柏レイソル創立30周年記念マッチ」を前に、レイソル後援会、ボランティア、柏サポーター有志ら約100人と一緒に柏市内の清掃活動を行った。

柏駅からスタート。柏ユース時代を皮切りに、J通算246試合11得点などと慣れ親しんだホームスタジアム周辺でもゴミを拾いながら歩いた。J2千葉、東京Vでも活躍し、20年限りで引退した近藤さんは「レイソルを退団して、はや7年。柏のため、レイソルのために何か出来ることはないかと、ずっと心の中に思っていた。たくさんの方にお集まりいただき、うれしく思いますし、感謝しております」。現在は自身でサッカークラブを起業し、チーム運営やスクールなどを含めた活動を行っている。「今回の試みを単発のイベントで終わるのではなく、皆様と共に継続して活動していくことが大切だと思う」。柏レイソル、柏市、レイソル後援会、柏サポーターと連携しながら地域貢献活動の継続を誓った。

クラブ創設時からサポーターとして活動している「みゃ長さん」も「柏から世界へを合言葉に、少しでもホームタウンやレイソルに貢献するために行動した。今後も日立台を満員にするために頑張っていきます」とあらためて決意。現役当時に着用していた背番号3のユニホーム姿で参加した近藤さんにも、「いろいろな人を巻き込んで、有意義なイベントになりました」と感謝した。