セレッソ大阪FW上門知樹(うえじょう・さとき、25)がスーパーゴールを決めた。

縦回転に落ちるドライブシュートで、昨季まで在籍したJ2岡山では十八番の技だった。2年連続の決勝進出をかけた浦和とのホームでの第1戦は1-1の引き分け。上門の先制点は勝利に直結しなかったが、25日のアウェー第2戦で決着をつける。

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“浪速のジョー”こと上門が、得意のドライブシュートを初めてC大阪で実演した。前半2分、MF奥埜のスルーパスを受けた背番号7が「あれは自分の持ち味。打つ前に入る感じがした。あとは(右足を)振り抜くだけだった」。縦回転で落ちながら、ゴール右へと決まった。

特にJ2岡山時代は上門の変化するシュートは有名だった。この日対戦した浦和ロドリゲス監督は、J2徳島時代に対戦しており「得意なミドルにやられてしまった」と脱帽。小菊監督は「シュートの質は日頃練習している成果」と絶賛した。リーグ戦2得点、ルヴァン杯もこの日で2得点となった。

自身の名前について、開幕前は「名前を覚えてもらうには活躍するしかない」とし、C大阪では愛称「浪速のジョー」の定着を目指してきた。GKキム・ジンヒョンら欠場者が多い中で明るい材料を提供した。