セレッソ大阪の元日本代表MF香川真司(33)が15日、大阪市内で一般公開された練習後、取材に応じ、開幕目前の心境を明かした。

「このチームがやるサッカーに、自分がもたらせられるものも絶対ある。結局はチームスポーツであり、個人スポーツ。ピッチに入れば自分のパフォーマンス、ポテンシャル、質を出してなんぼ。自分の中で表現していきたい」

ベルギー1部シントトロイデンから12年半ぶりに復帰し、7日から練習に合流していた。最後のJリーグ出場は10年5月15日のヴィッセル神戸戦(長居)。香川は「10(数)年前とはわけが違う」といい、特別扱いされない環境での定位置争いに言及した。

「僕も1人の競争者として相手が18歳であろうが、33歳であろうが、ピッチに立てば横一列。世界的に見ても年齢の差なんて関係ない。みんなの練習に対する姿勢には、僕も学ぶべきものも多い。そのぶん準備をして、練習に向けて、すべてを出さないといけない」

開幕は18日のアルビレックス新潟戦(ヨドコウ)。香川は昨年11月に左足首を手術し、コンディションは完全ではない。現状では出場を回避する可能性が高い。

小菊昭雄監督(47)は「やはり短期間で急ピッチで上げているので、若干のリバウンドが(左足首に)ある状態」とし、出場か否かは「彼は唯一無二の存在。パフォーマンスが100%になるか、そこだけに焦点を当てている」と、従来のスタンスを説明した。