セレッソ大阪の試合の舞台裏を紹介するクラブ公式YouTube番組「BACKSTAGE PASS」が14日に更新され、クラブ史に残る勝利を演じた男たちの言葉が披露された。

12日のサガン鳥栖戦はホームに1万5714人の観客が集まり、MF香川真司(33)が12年10カ月ぶりにJリーグでゴールを挙げ、恩師である小菊昭雄監督(47)に今季リーグ戦初勝利を贈っている。

小菊監督は試合前に「ホームで勝つ、それは最高やな、別格やな。今日もたくさんのサポーターが来てくれて一緒に戦ってくれる。さあ、行こう!」と声を張り上げ、選手を送り出した。

試合後の指揮官は、攻守に連動したプレーが勝利につながり、表情は喜びに満ちていた。その言葉は控室にこだました。

「これは勝ったから言うんじゃないんやけど、コーチ時代を含め、年に2、3回かな、試合前に勝ったなと思う時があるんよ。それは今日のメンバー外の選手も含めて、素晴らしい練習ができたから。みんなギラギラしていたし、俺はもう絶対勝ったと(コーチ陣に)言っていた」と、勝利を予言していたことを明かした。

さらに「今季はホーム負けなしかな、これを続けていこう。次(の試合)は川崎(フロンターレ)ね。やっぱり強い。今日は幸せをかみしめて、また、オフ明けからガンガン行くでぇ~」と喜び、控室の中では選手らの笑いがもれた。自身を高校時代にスカウトしてくれた小菊監督の感無量の表情に、香川もほほ笑んでいた。

香川は試合直後のインタビューで「僕自身も久しぶりのゴールということで、すごく感情を表に出して喜んだ。非常に気持ちいいゴールでした。このホームでは、絶対勝たないといけないと思っている」とコメントを残した。