元浦和で、韓国KリーグFCソウルのFWエスクデロ・セルヒオ(26)が中国の江蘇舜天に電撃移籍することが23日、分かった。同クラブの本拠地である中国・南京で契約の細部を詰め合意に達した。近日中に正式発表される。完全移籍で年俸は約2億円(推定)の複数年、異例の大型契約とみられる。

 昨年末には神戸も獲得に乗り出していた。07年に日本国籍を取得し、U-23(23歳以下)日本代表招集歴もある、期待の点取り屋は漢字の登録名「競飛王(セルヒオ)」にA代表入りの思いを込めている。KリーグとACLで結果を残し、新体制となる日本代表入りも期待されるFWが、勢いを増している中国でさらにもまれることになる。