ACミランの日本代表FW本田圭佑(28)がアウェーのフィオレンティナ戦で先発復帰した。

 定位置の右FWで後半途中までプレー。得点はなかった。低迷するチームは本田の交代後に2失点し逆転負けした。

 試合後、本田は取材に応じた。やりとりの一部は次の通り。

 -小さいころ憧れたミランと、実際に入ってみたミランとは違っていると思う。こんなはずじゃなかったという気持ちはあるか

 本田 誤解されては困るが、来る前からこういう状況だった。来てからこういう状況になったわけではない。だから、それを自ら選んだということは以前にも話したと思う。

 自ら10番を選んだのも前に話したと思う。その責任、重圧というのは常に感じているし、常に自分がくらべられる選手というのは、世界でトップをとったような選手。そんな選手とくらべられているわけだから、それに満たない活躍、チームの成績、常にそういうのはプレッシャーとして、サンシーロ(=ホームスタジアム)のブーイングがそれを物語っていると思う。

 何も、今抱えている問題がイヤだとか、思ったことはない。特に自分自身の生き様としては、こういう困難に立ち向かうのが本田圭佑であるから。常に難しいがそれは今の自分の人生で、今に始まったことではないんで。