バルセロナが19日、FWデンベレ(22)の負傷を発表した。左足大腿(だいたい)二頭筋肉離れで復帰までに約5週間かかるという。デンベレは16日、まさかの黒星発進となったリーグ開幕のビルバオ戦にフル出場していた。

バルセロナの不運はこれが初めてではない。今夏は呪われたように、けが人が続出している。

まず5日、南米選手権(コパ・アメリカ)参加後の休暇を経て、プレシーズン最初の練習に臨んだチームの大黒柱メッシが右足ヒラメ筋を負傷して米国ツアーに参加できなかった。クラブは復帰時期を明らかにしなかったが、スペイン紙アスは全治2週間と予想している。

続いて入団したばかりのGKネトが13日に左手舟状骨骨折の手術を行い、全治6~8週間と診断されている。

さらにルイス・スアレスが16日のビルバオ戦にスタメン出場するも、37分に負傷交代を余儀なくされた。その後の検査でメッシと同じ、右足ヒラメ筋負傷と診断されている。クラブは復帰時期を明らかにしていないが、アス紙は復帰までに約3週間かかると伝えた。

メッシ、ルイス・スアレス、デンベレと攻撃陣にけが人が出ているだけでなく、19日にはコウチーニョのバイエルン・ミュンヘンへの期限付き移籍が決定したため、バルセロナは完全に前線のコマ不足。序盤戦、得点力不足で苦しむ可能性がある。(高橋智行通信員)