トットナムのジョゼ・モウリーニョ監督が「因縁」レフェリーのジャッジに激怒した。

前半4分、左CKからペナルティーエリア内でFWケーンが頭であわせようとしたところ、背後からマークした相手FWキングに豪快に倒された。しかしマイケル・オリバー審判が担当したVARによる確認ではファウル認定されなかった。

試合結果はスコアレスドロー。開始早々にPKとなって先制点が生まれていれば展開も変わっていたかもしれないため、同監督は「世界中の誰もがPKだと分かることだ」と大きな不満を口にした。

伏線がある。前節2日のシェフィールド・ユナイテッド戦では同点ゴールがVARによって取り消され、試合も1-3で敗れた。この試合のVAR担当も同じオリバー審判だった。

怒りが収まらないモウリーニョ監督は「これは私の意見だけではない。世界中の誰もがそれがPKであることが分かっていると思う。みんなだ」とまくしたてた。

なおトットナムが12日に控えるアーセナルとの北ロンドンダービーでは、このオリバー審判が主審を務めることになっている。