スペイン1部リーグのオサスナは来季、クラブ100周年という節目の年を迎える。さらに改修中の新スタジアム初年度を迎えるという特別なシーズンになるため、それに応じたチーム作りを目指している。そんな中、クラブ上層部は多くの交渉を行っているが、中でも特に難航しているのがFW陣の補強であるとオサスナの地元紙ディアリオ・デ・ナバーラ電子版が1日に報じている。

その理由は、オサスナが今季マジョルカの攻撃を支えた日本代表MF久保建英(19)とコロンビア人FWクチョ・エルナンデス(21)の2選手を優先的に狙っているためだ。

クラブはベテランFWアドリアン・ロペスと契約延長したことにより、一定の安心を手に入れているが、来季を素晴らしいものにするため、さらなる攻撃陣の補強が必要と考えており、久保とクチョ・エルナンデスに白羽の矢を立てているという。

同紙はオサスナがすでにクチョ・エルナンデスの所属元であるワトフォードと話し合いを開始しているが、ワトフォードができる限り高値で売ることを望んでいることが大きな障害になっていると伝えている。

また、バレンシア、ベティス、セルタ、バリャドリード、古巣のウエスカのスペイン勢がクチョ・エルナンデス獲得に関心を持っているという。(高橋智行通信員)