メッシが退団後、バルセロナで非常に大きな価値を持つ背番号10を誰がつけるか注目される中、クラブがコウチーニョにその番号をオファーしたと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が18日に報じている。

招集外になったレアル・ソシエダードとの今季開幕戦、コウチーニョはこれまでつけていた14番をレイ・マナイに譲ることになったため、現在背番号が決まっていない。そんな中、同紙はクラブが10番をオファーした理由について、コウチーニョのバルセロナ残留が決定的となった中、放出候補のピャニッチとウムティティがチームを離れた場合、8番と23番も空くことになるものの、現時点で10番しか空いていないためだと説明している。また、25番も空いているが、スペインリーグではGK用の番号のためつけることができない。

コウチーニョは現在、背番号10のユニホームを着ることの重みや注目度を理解しているため、それを身につけるか検討中であるという。同紙は、もしこのまま21日のビルバオ戦前までに誰も退団せずにメンバー入りした場合、背番号に空きができないため、コウチーニョはその番号をつけてプレーすることになると伝えている。

(高橋智行通信員)