英BBCも、北中米ワールドカップ(W杯)1次リーグで早期敗退した韓国代表の凋落についての記事を掲載した。
チームが帰国し、ファンは洪明甫(ホン・ミョンボ)監督と韓国サッカー協会(KFA)に対して「韓国サッカーは死んだ」と激しい抗議を行った。
同記事によると、W杯での不振を機に、韓国サッカー界が抱える構造的な問題が一気に噴出しているという。
▼KFAの不透明な人事と「カルテル」疑惑
前監督の解任後、洪監督の就任は公平なプロセスを経ておらず、KFAのチョン・モンギュ会長ら幹部の「縁故主義」や「特定の大学の同窓生によるカルテル」によって決定されたとの疑惑が絶えなかった。
▼内部告発と政府監査 元選手や朴智星などのレジェンドもこの不公平な選考を批判。その後の政府監査でも選考プロセスに重大な瑕疵(かし)があったことが確認された。政府は幹部の懲戒を求めたが、KFAはこれに反発し会長は職にとどまった。
▼大統領の批判 李在明大統領は今回の敗退を受け、これを「えこひいきや縁故主義がもたらした組織・人事の失敗」と厳しく批判し、調査を要求した。
▼采配への不満と洪監督の辞任 2014年大会でも惨敗を喫していた洪監督への不信感は、今大会のメキシコ戦および南アフリカ戦での消極的な戦術により決定的なものとなった。敗退後、洪監督は「全責任は自分にある」と謝罪し、辞任を表明した。
▼スター選手の冷遇 特に、欧州トップリーグで活躍するチーム最大のスターであり主将の孫興民をスタメンから外したことは、戦術的判断と人間関係の観点から猛烈な批判を浴びた。
孫興民、李康仁、キム・ミンジェら世界的な選手を擁しながらの敗退は、国民に深い失望をもたらし、日本との格差があらためて指摘され、抜本的改革の要求もなされているという。
2002年の日韓大会以降、日本が長期的なチームワーク構築によりFIFAランキング17位とアジアのトップに躍り出たのに対し、韓国は32位まで後退した。評論家は韓国が「4年ごとにゼロからやり直している状態」であり、長期的ビジョンが欠如していると指摘する。
また若者を中心に社会全体が「公平性」に敏感になる中、スポーツ界でその原則を無視するKFAの姿勢に国民の我慢は限界に達している。現在、KFAの透明性確保と長期的戦略に基づく抜本的な改革を求める声が強く叫ばれているもようだ。


