陸上の2008年北京五輪男子1500メートル金メダリストのアスベル・キプロップ(ケニア)がドーピング検査で陽性反応を示したと英メディアが報じている問題で、キプロップが検査官に検体を細工された可能性があると語ったと3日、ロイター通信が伝えた。検査官から事前に来訪を知らされただけでなく、金銭も要求された。潔白な検体が陽性とされたことに困惑しているという。

 キプロップはドーピング違反による失格者が出た北京五輪で繰り上がりの金メダルを獲得し、世界選手権では1500メートルで3度優勝している。