17年世界選手権男子400メートルリレー銅メダルの多田修平(21=関学大)が男子100メートルで55大会ぶりとなる4連覇を達成した。

 向かい風1・5メートルの状況下で10秒30とタイムは伸びなかったが、スタンドの声援に笑顔で応えた。同種目の4連覇は第37回(1960年)~40回大会(63年)に関学大の浅井浄が記録して以来となった。

 この日は1本目となった準決勝2組で追い風1・7メートルの状況下、10秒26をマークしていた。決勝のレースについて「まだまだスタートがダメ。それで後半も悪くなる」と反省しながらも「4連覇は素直にうれしい気持ちがある。これをきっかけにもっと飛躍したい」とさらなる成長を誓った。