「最後のびわ湖」を鈴木健吾(25=富士通)が日本新記録で制した。2時間4分56秒(速報値)で初優勝を果たし、大迫傑(ナイキ)が20年東京マラソンでマークした2時間5分29秒を更新した。


◆レース経過

※記録は速報値。


◆フィニッシュ 鈴木健吾が驚異の2時間4分56秒の日本記録をマークし、独走で初優勝した。2位土方は2時間6分26秒で歴代5位、3位細谷は2時間6分35秒で歴代6位をマーク。井上、小椋、大六野、S・カリウキ、菊地、聞谷、川内らが自己ベストを更新した。


◆鈴木健吾の話 こんなタイムが出るとは思わなかった。自分が一番びっくりしている。いい練習ができていた。最後の大会で記録を出せたことを誇りに思う(共同)


日本新記録をマークし、びわ湖毎日マラソン大会を制した鈴木健吾(撮影・上田博志)
日本新記録をマークし、びわ湖毎日マラソン大会を制した鈴木健吾(撮影・上田博志)
日本新記録をマークしてびわ湖毎日マラソン大会を制し笑顔を見せる鈴木健吾(撮影・上田博志)
日本新記録をマークしてびわ湖毎日マラソン大会を制し笑顔を見せる鈴木健吾(撮影・上田博志)

◆最終順位◆

(1)鈴木健吾(25=富士通)2時間4分56秒

(2)土方英和(23=ホンダ)2時間6分26秒

(3)細谷恭平(25=黒崎播磨)2時間6分35秒

(4)井上大仁(28=三菱重工)2時間6分47秒

(5)小椋裕介(27=ヤクルト)2時間6分51秒

(6)大六野秀畝(28=旭化成)2時間7分12秒

(7)S・カリウキ(24=戸上電機製作所)2時間7分18秒

(8)菊地賢人(30=コニカミノルタ)2時間7分20秒

(9)聞谷賢人(26=トヨタ紡織)2時間7分26秒

(10)川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)2時間7分27秒


◆41キロ トップ独走の鈴木のラップは2分51秒と快走が続く


◆40キロ トップ独走の鈴木健吾が1時間58分40秒で通過。大迫が日本記録をマークした時の1時間58分51秒を超えるハイペース。5キロラップは驚異の14分39秒


◆39キロ 単独トップの鈴木の1キロラップは2分51秒とペースアップ


◆38キロ 単独トップの鈴木の1キロラップは2分52秒と衰えず。フィニッシュ予想は2時間5分38秒。大迫傑の日本記録2時間5分29秒に迫る好記録が期待される。2位土方との差は30秒


◆残り5キロ 単独トップの鈴木が1時間50分32秒で通過。1キロのラップが2分53秒とペースアップ


◆36・8キロ 単独トップの鈴木と2位集団の差が一気に8秒に広がる


◆36・3キロ 給水地点で鈴木が仕掛け単独トップに立つ。2位集団にカリウキ、土方


◆35キロ カリウキ、鈴木、土方の先頭集団が1時間44分1秒で通過。フィニッシュ予想は2時間5分38秒。4位大六野、5位井上、6位菊地。7位市山、8位小椋、9位細谷恭平(黒崎播磨)


◆33・1キロ 井上も遅れ始める。先頭はカリウキ、鈴木、土方の3人


◆32・7キロ 菊地、大六野が遅れ始める。井上も苦しそうな表情


◆31・8キロ カリウキを先頭に6人が縦に並ぶ展開が続く。大六野がやや遅れたが、踏ん張ってすぐに追いつく


◆30・3キロ ペースメーカーが外れ、先頭集団はカリウキ、鈴木、土方、大六野、井上、菊地と縦一列となって進む


◆30キロ カリウキ、鈴木、井上、大六野、土方、菊地の先頭集団が1時間28分59秒で通過。下田は先頭集団からやや遅れる。


◆28・2キロ 井上のペースが落ち、菊地、カリウキらの2位集団が追いつく


◆26・7キロ 井上がトップ独走。2位集団に林奎介、カリウキ、菊地、下田、藤川拓也、鈴木健吾。8位大六野秀畝。9位集団に高久、小椋、市山翼


◆24・6キロ 高久、小椋が先頭集団の最後方へ下がる


◆25・6キロ 井上が林、ペースメーカーをかわして飛び出し、単独トップに立つ


◆25キロ 先頭集団が1時間14分8秒で通過。林奎介がペースメーカーの前に出てやや飛び出す


◆23・7キロ 吉岡幸輝が先頭集団から遅れる。先頭集団は13人


◆中間点 先頭集団が1時間2分35秒で通過。


先頭集団は高久、井上、小椋、下田、菊地、カリウキの招待選手のほか、藤川拓也(中国電力)、土方英和(ホンダ)、吉岡幸輝(中央発條)、鈴木健吾(富士通)、河合代二(トーエネック)、大六野秀畝(旭化成)、市山翼(小森コーポレーション)、林奎介(GMOインターネットグループ)の14人


◆20キロ 19人の先頭集団が59分20秒で通過。フィニッシュ予想は2時間5分6秒。第2集団は1時間2秒で通過。


◆15キロ 高久、井上、小椋、下田、菊地、カリウキの招待選手ら21人の先頭集団が44分31秒のハイペースで通過。フィニッシュ予想は2時間4分55秒。藤本拓、川内優輝、神野大地らの第2集団は45分ジャストで通過。


◆10キロ 先頭集団が29分44秒で通過。第2集団は29分59秒で通過。


先頭集団は高久、井上、小椋、下田、菊地、カリウキの招待選手のほか、倉田翔平、藤川拓也、土方英和、吉岡幸輝、鈴木健吾、河合代二、大六野秀畝ら22人


◆5キロ 14分52秒で通過。高久、井上、小椋、下田、菊地、カリウキの招待選手のほか、鈴木健吾、河合代二、大六野秀畝ら25人が先頭集団。6秒遅れの第2集団に藤本拓、岡本直己、川内優輝、神野大地ら


◆1キロ 3分ジャストで先頭が通過。高久、井上がペースメーカーのすぐ後ろについている


◆スタート地点 午前9時15分号砲。369選手がスタート。天候は晴れ、気温7度、湿度57%、東南東の風1・2メートル


◆出場選手

※タイムは自己ベスト

【招待選手】

1 高久龍(28=ヤクルト)2時間6分45秒

2 井上大仁(28=三菱重工)2時間6分54秒

3 小椋裕介(27=ヤクルト)2時間7分23秒

4 下田裕太(24=GMOインターネットグループ)2時間7分27秒

5 菊地賢人(30=コニカミノルタ)2時間7分31秒

6 S・カリウキ(24=戸上電機製作所)2時間7分56秒

7 藤本拓(31=トヨタ自動車)2時間7分57秒

<欠場>8 中村匠吾(28=富士通)2時間8分16秒


【主な一般参加選手】

60 川内優輝(33=あいおいニッセイ同和損保)2時間8分14秒

62 橋本崚(27=GMOインターネットグループ)2時間9分29秒

72 神野大地(27=セルソース)2時間10分18秒

75 鈴木健吾(25=富士通)2時間10分21秒