日本陸連は7日、24年パリオリンピック(五輪)のマラソン日本代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)ファイナルチャレンジ」の設定記録を発表した。男子が2時間5分50秒、女子が2時間21分41秒と設定された。

MGCファイナルチャレンジとは、10月15日に開催されるMGC(東京・国立競技場発着)後の対象大会で設定記録を突破し、かつ記録最上位につけた選手1人を日本代表に内定する仕組みのこと。まず、10月のMGCで男女上位2人を代表に内定し、MGCファイナルチャレンジで3人目の代表選手を決定する。対象期間内に設定記録を上回る選手がいない場合は、MGCの3位選手をパリ五輪代表に選出する。

指定の対象大会は、男子が福岡国際マラソン(12月3日)、大阪マラソン(24年2月25日)、東京マラソン(同3月3日)の3レース、女子が大阪国際女子マラソン(24年1月28日)、名古屋ウィメンズマラソン(同3月10日)の2レースとなっている。

設定記録はJMCシリーズ第2期(22年4月1日~23年3月)の最高記録が基となっている。男子は山下一貴(三菱重工)が3月5日の東京マラソンでマークした2時間5分51秒が、女子は細田あい(エディオン)が昨年10月2日のロンドンマラソンでマークした2時間21分42秒が基準となった。

すでにMGCファイナリストは確定しており、男子67人、女子29人が出場する。