陸上女子1500、5000メートルで9月の世界選手権東京大会に出場する田中希実(25)が、今季の心境の変化を明かした。
10日、所属先のニューバランスが都内で開いた「New Balance 新ランニングシューズおよび新グローバルキャンペーン“Run your way”発表会」に合宿先の岐阜・御嶽山からオンラインで登場。「私は走ることを通じて旅をするのが好き」と独自の競技観を口にした。
田中は国内外を転戦しており、今季は6カ国で計20レースに出場。「今まではレースにとらわれて、結果によって土地の印象が変わったり、遠征そのものの思い出が変わってしまったりしていた」と振り返るが、変化があるという。「今年は結果に関係なく楽しめている。見たことがない景色の中を走るのが好き。走ることを通じて旅をするのが好き」。結果に一喜一憂しすぎず、走ることそのものに喜びを見いだしている。
心境が変わる中、6日まで行われた日本選手権では1500、5000メートルで4年連続2冠を達成。両種目で世界選手権代表に内定した。約2カ月後に迫る自国舞台へ「レベルが上がっていて、決勝へ残るのも難しいかもしれないが、世界の上位層に食らいついていく姿を見せられたら」と思い描いた。【藤塚大輔】

