中村修二

ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏
ノーベル物理学賞を受賞した中村修二氏

600億円の男・中村修二。青色LEDを開発し、14年ノーベル物理学賞を赤崎勇、天野浩両教授とともに受賞した。両教授が青色LEDを実現。その後、中村氏が明るい青色LED、青色半導体レーザーを開発。赤と緑は発明されており、青を開発したことで「夢」が実現に向かった。中村氏は日亜化学工業に勤務し青を研究、93年製品化に成功した。報奨金は2万円。退社後に特許対価を求めて提訴。東京地裁は日亜に200億円の支払いを命じた。対価は約604億円と認定。最終的に8億4000万円で和解した。上記の名言は日亜に感謝を表した際の言葉だ。〝色々〟あったが、サラリーマン研究者の在り方に一石を投じた。

(lll ̄□ ̄)

<社会(ノーベル物理学賞)・2014年11月4日掲載>