武藤敬司

新日本プロレスとUWFインターの対抗戦。メインイベントで高田延彦(右)にドラゴンスクリューを決める武藤敬司。
新日本プロレスとUWFインターの対抗戦。メインイベントで高田延彦(右)にドラゴンスクリューを決める武藤敬司。

最強の2人が東京ドーム6万7000観衆を前に死闘を繰り広げた。IWGPヘビー級選手権をかけ、新日本の王者・武藤敬司にUWFインター高田延彦が挑んだ。高田はハイキック、腕ひしぎ逆十字固めで武藤を攻め立てた。武藤も関節技で応戦し、最後は足4の字を決め、ギブアップを奪って4度目の防衛に成功した。同じマットでしのぎを削った仲。2人はよく六本木で飲んだ。8年ぶりの再会。武藤はプロレス本流の強さを見せつけた。両団体は選手間の問題などで訴訟騒ぎにもなったが、2人の絆は因縁を超越していた。歴史に残る一戦になった。(^o^)

<プロレス・1995年10月10日掲載>