男子のエース、フリー74キロ級の高谷惣亮(26=ALSOK)が、苦しみながらも3連覇を達成した。

 昨年12月の全日本選手権に続く優勝で世界選手権(9月・米ラスベガス)代表入り。昨年の2位を上回る金メダル獲得を宣言した。

 同61キロ級は鴨居正和(23=自衛隊)同70キロ級は小島豪臣(31=中原養護学校教)が優勝し、それぞれ世界選手権代表に決まった。

 男子グレコ66キロ級はプレーオフの末に泉武志(26=一宮グループ)が今大会で優勝した井上智裕(27=三重海運)を破って世界選手権代表入り。

 同80キロ級は前田祐也(21=拓大)同85キロ級は岡太一(27=自衛隊)が全日本選手権に続いて優勝し、世界選手権キップを手にした。

 有力選手が集まって激戦となった女子63キロ級は、58キロ級から階級を上げた川井梨紗子(20=至学館大)が決勝で昨年世界選手権代表の渡利璃穏(23=アイシンAW)を破って優勝。

 同69キロ級は昨年世界2位の土性沙羅(20=至学館大)が優勝した。