女子レスリングの吉田沙保里(33)が10日、埼玉・越谷市のイオンレイクタウンで行われた「みえ伊勢志摩フェア」の記念イベントに出席した。同フェアは伊勢志摩サミット開催などを記念したもので、津市出身で「みえの国観光大使」を務める吉田は、三重郡菰野町育ちで「みえ伊勢志摩フェアPR大使」の女優・足立梨花(23)、鳥羽市で親子三代の海女として活動する「リアルあまちゃん」中川静香(23)と登場。志摩市の「しまこさん」らゆるキャラを従えて、会場から大歓声を浴びた。

 「夏でも着ることはないし、本当に久しぶり」という浴衣姿を、足立に「失礼だけど、とても女性らしくてきれい」と褒められ「本当、やだあ」と照れ笑い。浴衣を着てしたいことを聴かれると「デート」と即答し「手をつないでね」と言って笑わせた。

 同い年で、同じ金メダリストとしてスポーツ界を引っ張ってきた競泳の北島康介(33)が引退することについて「寂しいし、残念。若い選手が伸びてくる中でここまで頑張ってきたのはすごい。お疲れさまといいたい」と話した。北島は5大会連続五輪出場を逃したが、吉田は4大会連続出場の五輪で女子では世界初の4連覇に挑戦。三重県のイベントらしく「(名産の)なが餅と赤福を持ってリオに行き、金メダルを目指します」と話していた。