7人制ラグビー男子日本代表の桑水流(くわずる)裕策(30=コカ・コーラ)が18日、福岡を本拠とする所属チームのメンバーとともに、地震の被害を受けた熊本県内へ、ボランティア活動に出向く意向を明かした。

 セブンズワールドシリーズ(WS)シンガポール大会を終えて羽田空港に帰国。19日にも妻と長男の待つ福岡に帰宅するが「チームで行く予定があるので、もし行けるなら自分の出来ることをしたい」と、つかの間のオフを返上する意欲を示した。

 鹿児島県には実家もあり、シンガポールから両親や、家族と連絡を取り合うなど心配だった。「妻と息子には2人で寂しい思いもかけた。熊本を中心とした被害を受けた方たちに僕たちができることは、ラグビーで勇気あるプレーを見せること。世界に通用する部分は出来てきた」と、目標のメダル獲得へ、さらに気持ちを高めた。