男子シングルス決勝で世界ランキング6位の水谷隼(26=ビーコン・ラボ)が4-3で同7位の荘智淵(35=台湾)に勝ち、優勝した。

 第1ゲームを11-9で先取したが、第2ゲームは5-11、第3ゲームは8-11で落とす苦しい展開だった。第4ゲームを11-3で奪っても、第5ゲームは10-12の接戦をものにできなかった。だが、第6ゲームを11-6で圧倒。最終ゲームは10-9から、左フォアハンドのスマッシュをクロスに打ち込んだ。

 準決勝でも同13位の朱世赫(韓国)に4-3で競り勝つなど、苦しみながらも結果を出した。今後は8日に開幕するオーストラリアオープン(メルボルン)、15日開幕の日本オープン(東京体育館)に出場し、リオ五輪前の国際大会を終える予定だ。

 女子シングルス準決勝では同4位の石川佳純(23=全農)が、同11位の田志希(韓国)に3-4で逆転負け。同7位の福原愛(27=ANA)も同6位のフェン・ティアンウェイ(シンガポール)に1-4で敗れ、ともに決勝進出はならなかった。