リオデジャネイロ五輪卓球女子日本代表の石川佳純(23=全農)が26日、ワールドツアー韓国オープン(仁川)を終え、羽田空港に帰国した。

 1回戦で世界ランク24位のリー・ジエ(オランダ)に0-4と敗れたが「カット打ちの選手で、変化の種類がすごく多かった。久しぶりの対戦で正直、戸惑った。五輪本番じゃなくてよかったし、今回当たれたことをプラスに考えたい」と前向きにとらえた。

 今大会で五輪前の国際大会は最後。今後は、7月上旬からの代表合宿で、カット打ちや、左利きなど、本番で対戦する相手を想定した練習を繰り返す予定。「すべてはリオの結果。ジャパンオープンと今回と、最後の2つ(成績が)悪かったのは情けないが、一喜一憂せずに反省はして、あと1カ月準備したい」。

 リオでの上位シード獲得に関しても、女子シングルスでは第4シード、チームランキングで争っていた女子団体は第2シードと最低ラインは死守できたこともプラスだ。団体は決勝まで中国と対戦しない組み合わせを勝ち得た。