2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は15日、リオデジャネイロ五輪で大会運営を学ぶ特別プログラムに170人の視察団を派遣することを明らかにした。同パラリンピックには90人が参加する。

 プログラムは国際オリンピック委員会(IOC)が今後の五輪開催都市のために、リオ大会組織委の協力を得て実施される。五輪では開幕前の8月2日から閉幕する21日まで日程が組まれ、視察団は輸送、会場運営、医療サービス、出入国管理など多岐にわたる項目について実地見学し、計画作りに役立てる。

 東京組織委は14年ソチ冬季大会にも視察団を派遣したが、夏季大会は今回が本番前に視察できる唯一の機会で「最大限活用したい」としている。東京都も視察団の派遣を予定している。