自動車のスーパーGT第4戦は24日、宮城・スポーツランドSUGO(1周3・704キロ)で決勝が行われた。GT500クラスでは歌手の近藤真彦監督が率いる佐々木大樹・柳田真孝組(日産GT-R)が予選9番手から大逆転で優勝を飾った。

 序盤は柳田が他車と接触するなど苦しい展開。だが近藤監督が早めのピットインを決断。タイヤ無交換で時間を短縮し、後半の佐々木のドライビングにかけた。佐々木は猛烈に追い上げ、上位陣がピットを終えた時点で2位。48周目で唯一先行していた平手・コバライネン組(レクサス)もかわした。

 タイヤを交換していないため最後は0秒358差で逃げ切った。柳田は「大樹は速く走りながらもタイヤをいたわることができるので安心してはいましたが、優勝できてホッとしました」と仲間をたたえた。

 GT300クラスは予選2番手の嵯峨宏紀・中山雄一組(トヨタ・プリウス)が優勝した。