NTTコミュニケーションズが快勝し、開幕戦で神戸製鋼に敗戦してから連勝で白星を先行させた。NECは3連敗となった。

 日本代表NO8アマナキ・レレイ・マフィ(26)が持ち前のパワーでチームをけん引した。

 23-15の後半17分、中央でボールを持つと、猛然と突進した。スーパーラグビーのサンウルブズでもプレーしたフランカー細田が止めにきたが、問題にしなかった。自身より大きい192センチ100キロの相手を、右腕1本でなぎ倒してさらに直進。スタンドをどよめかせた。

 26-15とした同32分には器用な一面も見せた。ゴール前で止めにくる相手のタックルを見極め、パスをとらずにはたいてFB羽野へ送った。受けた羽野もまたはたいてつなぐトリッキーな連係で、WTB小泉のダメ押しトライが生まれた。マフィは「あれはよかったね。仲間がいいサポートをしてくれてうれしい」と笑顔で振り返った。一方で今後に向け、「スクラムとか、セットプレーをもっと練習しないといけない」と課題を挙げるのも忘れなかった。