2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は25日、聖火リレーの基本方針をまとめる「聖火リレー検討委員会」の第3回会合を東京都内で開いた。

 3月の会合では東日本大震災の被災地を巡る際に地元の子どもたちが聖火ランナーと一緒に走る案などさまざまな意見が出た。今回も聖火リレーのコンセプトやルート選定の考え方などを協議した。

 組織委によると、国際オリンピック委員会(IOC)は「100日以内」と定める日数の緩和には検討の余地があるとする一方、複数ルートでの実施には難色を示している。コンセプトは8月までにIOC、来年2月までに国際パラリンピック委員会(IPC)に提出する。ルートの大枠は19年夏の発表を目指す。