スポーツ仲裁裁判所(CAS)は29日、国際スキー連盟(FIS)から暫定活動停止処分を受けているロシアのスキー距離6選手が処分撤回を求めた訴えを退け、FISの決定を支持すると発表した。

 訴えが退けられたのは2014年ソチ冬季五輪で銀メダル3個を獲得した男子のマキシム・ビレグジャニンや同五輪男子50キロフリー金メダルのアレクサンドル・レグコフら。いずれの選手も昨年12月に世界反ドーピング機関(WADA)からソチ五輪でロシアが国家ぐるみで実行したドーピングに関与したと指摘されていた。