空手の植草歩(24=高栄警備保障)ら女性アスリート6人が27日、東京・神田明神で行われた「アスリート神前コレクション2017~浴衣まつり@神田明神」に出席し、ランウエーで浴衣姿を披露した。

 浴衣はすべて、アスリート1人1人のイメージによせて共立女子大家政学科の学生が制作した一点物。鮮やかなピンクと緑の浴衣を着用した植草は「(浴衣は)小学6年生以来。自分では選ばない色なので、すごくうれしい」と喜んだ。七夕用の短冊には「東京五輪で金メダル」と書き、「空手は日本が発祥。私が優勝しないといけない」と力強く宣言した。

 他にパラトライアスロンの秦由加子(36=マーズフラッグ・稲毛インター)、リオデジャネイロ五輪柔道女子金メダリスト田知本遥(26=ALSOK)、競泳ロンドン五輪銅メダリスト寺川綾さん(32)、競泳ロンドン、リオ五輪銅メダリスト星奈津美さん(26)、フィギュアスケートソチ五輪代表村上佳菜子さん(22)も出席。右脚が義足の秦は、自ら浴衣をまくり、義足を披露。「有名な選手に囲まれ『あの人誰?』と思われたと思うが、いい機会でした。義足でも浴衣を着られて、げたもはけるということを多くの方に知ってもらいたい」と話した。短冊には「障がいのあるなしにかかわらず、個性が認められる社会になるよう」と願いを込め「個性が光る日本になりますように」と記した。