Bリーグ2部(B2)東地区4位の仙台89ERSは明日17日から、ホーム・カメイアリーナ仙台で、3位山形ワイヴァンズと2連戦を行う。山形には勝率で並ぶものの、4戦全敗中。高岡大輔ヘッドコーチ(HC、36)の初陣だった1月2連戦は、66-91、70-84とともにホームで大敗。「セットプレーを使うまでもないと思われた。情けない試合」と悔しがる高岡HCは、14日のミーティングで「リベンジのチャンスは週末しかない」と今季最後の山形戦へ、選手を奮い立たせた。

 自身の初陣で、序盤から3ポイント(P)を決められており「3Pが彼らの特長」と強調した。3Pを得意とする、山形の得点源マクシェパード、佐藤主将らを警戒し、山形の試合映像を見せながら、マッチアップする選手たちへ注意を促した。その中で、高岡HCは「得点力のある日本人とマッチアップし、3Pをしっかりと止めて欲しい」と白戸大聖(22=東海大)に期待する。新体制後に加入し、出場機会を確保したルーキーは「いつも通り、マッチアップした選手には負けないように」と誓った。

 11日に2位福島ファイヤーボンズに勝利し、連敗を3で止めた。「山形も福島も、外国人が中心で日本人が3Pを狙うチーム。似ているチームに勝ち切れたのは、良かった」と最年長の志村雄彦(35)。リベンジへ、チームの雰囲気はいい。【秋吉裕介】