男子は池慧野巨(いけ・けやき、17=大阪府)女子は伊佐風椰(いさ・かや、16=神奈川県)が、アジア大会(8月・インドネシア)代表に決まった。

 予選を1位突破した池は8人で行われた決勝の2本目で234点をマーク。予選5位の伊佐は2本目の155点でともに初優勝。スケートボード界初の「日本代表」になった。

 昨年第1回が行われた大会には、男子が11歳から20歳まで39人、女子は10歳から19歳の13人が出場。予選各上位8人が進む決勝出場選手の平均年齢は男子が15・3歳、女子が13・9歳だった。昨年の第1回大会で初の「日本一」になった男子の池田大亮(17)はFISEモンペリエ大会に招待されて欠場。女子の西村碧莉(16)は負傷で参加しなかった。

 アジア大会代表選考会を兼ねて行われたが、同大会に出場するのに必要な日本オリンピック委員会(JOC)への事前登録をしていない選手も多く参加。仮に未登録の選手が勝てば「日本の1番手が日本代表になれない」という珍事が起こる可能性もあった。

 大会の男女各上位4人が日本ローラースポーツ連盟の強化指定選手に決定。また、ストリートとともに東京五輪の実施種目となり、アジア大会にも採用されているパークは20日に新潟で日本選手権が行われる。