関東学生アメリカンフットボール連盟は29日に都内で臨時理事会を開き、6日の日大対関学大戦での反則問題を協議。日大・内田正人前監督(62)井上奨前コーチ(30)の指示否定は虚偽とし、永久追放に当たる最も重い除名、森琢ヘッドコーチ(HC=44)を資格剥奪とした。反則したDL宮川泰介選手(3年=20)とチームには、改革を解除条件に今季の公式試合出場資格停止処分を科した。

 都内の日大グラウンドや選手寮には大勢の報道陣が詰め掛けた。一部の部員は取材に応じたが「(今後のチームの活動については)分かりません」と言葉少な。内田前監督、井上前コーチが除名処分を受けたことについては口をつぐんだ。グラウンドではこの日も全体練習は行われず、午後7時ごろから、隣接するキャンパスに部員が集まってミーティングが行われた。