第24シードの錦織圭(28=日清食品)が世界184位のバーナード・トミック(25=オーストラリア)を2-6、6-3、6-7、7-5で下し3年連続で3回戦に進出した。対戦成績は錦織の3勝2敗。錦織は同大会の男子シングルス15勝目をマークし、佐藤次郎を抜いて日本人選手で歴代トップとなった。3回戦は第15シード、世界18位のニック・キリオス(23=オーストラリア)と対戦する。

 勝利の瞬間、右手でガッツポーズを作った。「出だしからタフな戦いが続いた。彼のサーブの良さだったり、リターンが攻撃的なときは苦しかった。どっちに転ぶか分からなかった。自分のミスが続いて相手に余裕を持たれたのが要因。サーブは要所要所でいいところに決まった。サーブは良かった。(次戦はキリオス)ビッグサーバーなので自分のサーブをキープできればチャンスはある」。

 この日はサーブが好調。左右に打ち分けサービスエースは実に24本だった。ネットポイントも18あり、積極的に仕掛けて勝利をつかんだ。