テニスの“聖地”が、とんでもない舞台となった。何と6時間36分(速報値)のセンターコート最長試合が生まれた。

 男子シングルス準決勝第1試合は、世界8位のアンダーソン(南ア)と同10位のイスナー(米国)が互いに譲らず。最終セットはタイブレークがないため、最終セットだけで合計50ゲームを戦い、アンダーソンが7-6、6-7、6-7、6-4、26-24で勝った。

 試合時間は、テニス史上最長を記録した10年1回戦の11時間5分に続く、大会史上2番目に長い記録で、合計99ゲームは、大会男子シングルスで3番目に多い試合となった。

 勝ったアンダーソンは「なんと言っていいか分からない。両選手にとって、本当にタフな試合だった。あまり感激してないようで申し訳ない」と、しゃべるのもつらそうだった。